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配信例(中級者以上)
ファンダメンタルズ分析について
FXにおけるファンダメンタルズ分析とは
経済や政治に関する様々な要素を基に相場の動向を分析する手法です。
具体的には以下のような要素を基に分析します。
(※ 投資初心者の方は、ファンダメンタルズ分析については、
現時点では深く知らなくても問題はありません。ご安心ください。
後半に、初心者向けの記事がございます。そちらも合わせてご確認ください。)
要素としては大きく4つあります。
・【ファンダメンタルズ指標①】金融政策
・【ファンダメンタルズ指標②】経済指標
・【ファンダメンタルズ指標③】要人の発言
・【ファンダメンタルズ指標④】地政学リスク
主に金融政策や経済指標が注目されますが、
その時々で政治や地政学などのテーマが注目される場合もあります。
特に米国の金融政策や経済指標は、基軸通貨であるドルの相場に大きな影響を与え、それが他通貨にも波及することから、注目を集めます。
ファンダメンタルズ分析の重要な4つの要因について解説します。
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【ファンダメンタルズ指標①】金融政策とは
金融政策とは、物価や経済の安定のために、中央銀行が金融面から行う政策です。
具体的には金利やマネタリーベースの調節などを行います。
金利に関しては、政策金利の利上げ・利下げが特に注目されます。
また、マネタリーベース(市場に供給するお金の量)を調整する
量的引き締め(QT)や量的緩和(QE)などもあります。
金融政策は、大別すると引き締め政策=利上げ(タカ派)と緩和政策=利下げ(ハト派)とに分けることができます。
金融政策の変更は、為替市場に大きな影響を及ぼします。
※マーケットは金融政策以外の影響も受けるため、必ず上記の通り動くものではありません。
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【ファンダメンタルズ指標②】経済指標とは
経済指標の概要や主な例、発表予定のカレンダーをまとめます。
・経済指標とは
・主な経済指標の例
・経済指標カレンダー(初心者の方はこれだけ知っておくと便利です。)
経済指標とは
経済指標とは、国や公的機関、民間が発表する経済データです。
中央銀行は、経済指標の結果を判断材料として、金融政策を決定します。このことからマーケット参加者は、経済指標の結果を受けて金融政策の動向を予測し投資行動を起こすため、市場が大きく動くことがあります。
経済指標発表時は相場の変動が大きくなる場合があり、FX取引におけるスプレッドが広がりやすいことが知られています。
主な経済指標の例
主な経済指標の例を、カテゴリ別で一覧にすると以下の通りです。
・雇用に関する指標 雇用統計、失業率、求人件数、新規失業保険申請件数など
・物価に関する指標 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)、PCEデフレーター、企業物価指数など
・経済に関する指標 GDP、製造業・非製造業PMI、ISM製造業景況指数、消費者信頼感指数、景気動向指数、日銀短観など
・その他 外国為替平衡操作(介入実績)など
経済指標カレンダー
(毎週チェック/初心者の方もここは知識として知っておくと便利です。)
※重要度が高い指標がある場合には、
取引を停止する事を推奨いたします。
来週の主な経済指標
(★が多いほど重要度が高いとされています。)
12/02(月)
重要度 ★★
発表時刻 19:00
指標:ユーロ圏失業率
対象通貨:EUR
12/03(火)
重要度 ★★★
発表時刻 未定
指標:ISM製造業景気指数
対象通貨:USD
12/04(水)
重要度 ★★
発表時刻 22:15
指標:ADP雇用者数(前月比)
対象通貨:USD
12/05(木)
重要度 ★★
発表時刻 00:30
指標:原油在庫(前週比)
対象通貨:USD
重要度 ★★
発表時刻 22:30
指標:貿易収支
対象通貨:USD
12/06(金)
重要度 ★★
発表時刻 19:00
指標:ユーロ圏GDP(前期比)(確報)
対象通貨:EUR
重要度 ★★★
発表時刻 22:30
指標:失業率
対象通貨:USD
来週は上記の経済指標発表に関わる通貨ペアは要注意です。
発表される時間帯の前後では、大きな値動きが発生する可能性があります。充分な注意が必要となります。
為替への影響が大きい、重要な経済指標が無い日に関しまして、注意点です。
相場は経済指標に関わらず「暴騰」や「暴落」といった、一方向に価格が偏って動く可能性を常に秘めています。
そのため、経済指標がなくても、ご自身の資金量にあったトレード戦略の組み立てをする事が大切です。
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【ファンダメンタルズ指標③】要人の発言とは
要人発言とは、国の経済政策や金融政策を担う重要人物や、その関係者などの発言のことです。
経済政策については政府高官や高級官僚などの発言が、金融政策については中央銀行の総裁や財務大臣などの発言が注目されます。
これらの要人の発言によって、各国における景気の現状や見通しがある程度明らかになります。
この影響で為替相場が大きく変動することもあるため、要人発言はFX取引の世界で重要視されています。
要人発言は、経済指標を発表する際などに併せて行われるケースもあります。
このため、経済指標の予定を事前に把握しておくと、相場の変動に対応しやすくなります。
要人発言は、決まったスケジュールの中だけでなく、唐突に行われることもあります。
このような予想外のタイミングで要人発言が行われると、投資家が動揺して相場が大きく変動する可能性もあるため、注意が必要です。
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【ファンダメンタルズ指標④】地政学リスク
市場に影響を及ぼす要因の1つに地政学リスクがあります。
ここでは地政学リスクについて解説します。
・地政学リスク
・政治的リスク
・その他のリスク
地政学リスク
地政学リスクとは、地理的な位置関係による政治・軍事・社会面での緊張の高まりが、その地域や世界全体の経済の先行きを不透明にするリスクのことです。
具体的には戦争や紛争、特定の国同士の関係の悪化などが、特に地政学リスクを高めます。
地政学リスクは突発的に起こることがあり、金融政策や財政政策と比べて事前に予測することが難しい面があります。
そのため、地政学リスクが顕在化した場合には急落・急騰など大きな値動きに繋がる可能性があります。
政治的リスク
政治的リスクとは、政権や政策に関するリスクのことを指します。
例えば、政権交代が起きた場合、国の財政政策が一変する可能性があるため金融市場にも大きな影響を与えます。
また、政府と議会でねじれが起きた場合には、政策を決めることが難しくなり、政治的混乱を招くことがあります。
大国の政治情勢ほど為替市場に与える影響も大きいため、特に米国の議会選挙や大統領選挙は注目されます。
その他のリスク
その他のリスクとは、地理的・政治的リスク以外で市場に影響を与える要因(リスク)のことを指します。
例えば、世界的に流行した新型コロナウイルスによるパンデミックは、地理的要因や政治的要因で起こったわけではないため、その他のリスクに分類されます。
世界的金融危機として知られるリーマンショックも、私企業であるリーマン・ブラザーズの倒産から始まっており、地理的要因・政治的要因によるものではないため、その他のリスクに該当します。
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~ 初心者 未経験の方へ ~
ファンダメンタル分析という言葉は、
FX(外国為替証拠金取引)をする際に、
相場の分析に必要となってきます。
未経験の方ですと、いったい何の話なのだろう。
と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
そもそも、FXってなんの事なの?
と思う方もいらっしゃるかと思います。
FXの簡単なイメージですが、
両替と同じだと考えていただくのが
理解しやすいと思います。
今、1ドル札を1枚所持しているとします。
1ドルが現在100円の価値があるとします。
相場が変動をして、
1ドルが120円の価値になったとします。
この瞬間に、1ドル札を円に両替します。
すると、100円→120円
20円儲かります。
単純に言うと、FXの仕組みは
『両替をして
その差益分で得をしよう』
というものだ。
とザックリしたイメージを
持っていただければ理解しやすいと思います。
ファンダメンタル分析
等という横文字の難しそうなワードが
いきなり出てくると混乱する方も
いらっしゃるかと思います。
イメージとしましては、
例えばですが、
『アメリカの大統領が重要な発言をした。』
『日銀の総裁が重要な発言をした。』
このような時には、
為替相場は予想をしていない
動きをする可能性が高い。
そういう場面では
取引は停止した方がよい。
というようなザックリとした
イメージでご理解いだだいて構いません。
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